2013年3月に執行されました入間市議会議員選挙にて2,890票の得票をいただき初当選させていただきました。
当選させていただいた当時、被選挙権が与えられる25歳でしたので全国最年少の議員でありました。
私は、政治家には何よりも“思い”が大切であると考えております。市民生活を今より少しでも良くしたい、多くの方から選んでいただけるようなまちにしていきたい、次世代にツケを回すことなく決断していくなどの思いが原動力になり制度政策につながっていきます。
ここでは“政治家を志した思い”、“政治家になり思うこと”、“これからの入間市への思い”についてそれぞれ述べさせていただきます。
初めに簡単に自己紹介をさせていただきます。私は入間市で生まれ、育ち、学び、働いてきました。
入間市の人口が急増した時期と同じくして、祖父の代から入間市に移り住みました。
祖父も父も地元企業のサラリーマンで働き、典型的なサラリーマン家庭で育ちました。
私の住んでいる地域は、50年前に開発された住宅街で、これまで選挙に立候補した方はいませんでした。
このようにごく普通の家庭、地域で育ち、政治家とは程遠い生活でありました。
俗に選挙に当選するために必要であるといわれている3バン「①地盤(ジバン)=組織、②看板(カンバン)=知名度、③鞄(カバン)=資金」は全てありませんでした。しかし、入間市への思いだけは誰にも負けない自信がありました。
市議会議員になる前は、福祉の仕事をする傍ら地元の衆議院議員の秘書を務めておりました。私が政治の道を志したきっかけは、中学生の頃から父と母で営んでいた介護事業所の仕事を見聞きするなかで、福祉の現場と制度政策がかけ離れていると感じたことでありました。
大学、大学院で福祉を学ぶ中で、これからの福祉の制度政策はどうなっていくのかということに興味をもち国会議員インターンシップに参加しました。
その国会議員インターンシップの最中に、東日本大震災が起こり、すぐに震災復興に関わらせていただきました。
震災3日後にボランティアとして被災地で活動をはじめましたが、被災地の多くで緊急時の体制が十分には整っておらず対応が遅れて、事態をさらに悪化させていることを目の当たりにしてきました。その時、地方自治の重要性を痛感しました。
そして被災地から戻った後、生まれ育った入間市で地方自治に関わる仕事がしたいと思い市議会議員を志しました。その後、地元の衆議院議員の秘書にしていただき、地域のこと、政治ことを現場で勉強しました。
選挙に向けて本格的に政治活動をはじめてすぐに知名度のなさいという壁にぶつかりました。
地元で生まれ育ったとはいえ若干25歳でしたのでので、知名度や人脈もありませんでした。駅頭活動、街頭演説、活動報告紙の配布などで、入間市への思いを伝えることからはじめました。まずは、同級生に思いを伝えボランティアで手伝ってくれるようになり、地域の皆様へその輪を徐々に拡げていきました。
入間市は市政施行から50年を迎え、まちづくりは成長期から成熟期へ転換点にあります。昭和41年の市制施行当時の人口は、約4万6千人でしたが、現在は約15万人であります。人口が増加していた時期においては、道路、学校、公共施設などのハード面の充実に重点が置かれました。一方、人口が減少している現在においては、公共施設の統廃合をはじめとするハード面を見直し、市民協働事業、市民活動、福祉の向上、一貫教育、子育て支援などのソフト面の充実に重点が置かれています。現在の入間市は量的な拡大の時期から質の向上を求める時期にあります。成熟期におけるまちづくりは、行政主導型から市民との協働をはじめとする市民主導型に転換していく必要があります。一人でも多くの市民が市政に参加、参画しやすいような仕組みづくりをして、市民が主役のまちづくりを実現させなければなりません。そのためにはまずは政治改革により開かれた市政運営を進めていく必要があると感じています。
市議会議員になり、議会での活動、地域での活動に携わるなかで、まだまだ入間市のためにしなければならないことがあると感じております。そして日々、その思いが強くなっています。知名度もなく、実績もない、私に票を入れてくださった方の期待に応えていく責任が私にはあります。
市政を前に進めていくためには、市民の方との対話、議員間での対話、行政職員さんとの対話の積み重ねが大切であると考えております。
これからは超高齢社会、人口減少社会など、これまで経験したことのないような課題に正面から向き合っていかなければなりません。どんなに困難な状況であっても、将来世代にツケを回さない責任ある決断で持続可能なまちづくりをしていかなければいけないと思っております。私は、生まれ、育ち、学び、働いているふるさと入間市が大好きです。これからも入間市で生まれ育つ子ども達が入間市を大好きになってもらえるようなまちづくりを進めていかなければなりません。このまま何もしないで、あれもこれもできなくなる入間市にはしたくありません。財政的な余裕がなくても、あれかこれかを選択していきながら未来への投資をしていかなければなりません。
これからも政治家を志した初心を大切にして、現場主義を貫きながら行政をチェックすること、市民の声を届けること、政策を提案することに努めてまいります。ここからが本当の勝負です。3期目も変わらず挑戦し続けます!